研究委員会企画シンポジウム
3月15日(土) 15:10-17:30 5202教室
スポーツと分断
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻、イスラム世界における紛争や軍事衝突など、近年、国際情勢が著しく不安定化している。また、アメリカ大統領選挙にみられるように、格差拡大や性的マイノリティの処遇問題等を通した社会内部の深刻な対立や分極化が、時にSNSというテクノロジーも媒介しつつ、先鋭化しつつある。日本社会においても、SNSを介した極端な主張やデマの拡散によって、人びとの対立をあおるような局面が浮上している。
他方、スポーツの内部にも、宗教やセクシュアリティ、紛争といった要因によって深刻な亀裂がもたらされている。パリ五輪におけるヒジャブの着用禁止や一部の国の代表選手としての開会式参加の禁止、トランスジェンダー・アスリートの締め出し等、抜き差しならない問題が次々に起こっている。
本企画では、このような様々な“分断”とスポーツの現代的な関係を、時事問題やトピックに触れつつ、多角的に議論することをねらいとする。
● 登壇者:
井谷聡子会員(関西大学)
岡田千あき会員(大阪大学)
※もう一名については調整中
● 司会:
山口理恵子会員(城西大学)
竹崎一真会員(明治大学)