実行委員長挨拶

日本スポーツ社会学会第33回大会は、来る3月16日(土)17日(日)の2日間にわたり、日本大学三軒茶屋キャンパスにおいて開催されます。本学会の開催までには、研究委員会をはじめ各委員会の委員の皆様には多くの時間を割いていただき、準備にご尽力をいただきましたこと、心より御礼を申し上げます。ありがとうございました。

昨年末、一般発表エントリーを締め切り、42演題の発表者へエントリー受付済の通知を済ませ、ホッとした想いで実行委員会へエントリー終了を通知した1週間後、石川県能登半島地震が発生しました。未だ被災地では、生活インフラの復興に手がつけられず、被災者の避難生活が続いています。被災された皆様には、心よりお見舞い申し上げますとともに、1日も早い復興と笑顔が戻ることを心より願っております。

さて日本大学を会場にした本学会大会は33回目にしてはじめてとなります。北は福島県郡山から南は静岡県三島まで全16学部のキャンパスを持つマンモス大学ですが、どのキャンパスを会場にしても学会が開催できるね、というわけではありませんでした。どうしてもこれまでの会場候補は、体育・スポーツの教員が所属する文理学部体育学科(1958年教育学科体育学専攻として設置)のある世田谷区下高井戸キャンパス一択が現実的でした。

そこへ2016年、日本大学創立130周年記念事業の一つとして同区三軒茶屋にスポーツ科学部(危機管理学部も併設)が新たに設置され、文理学部との交流も着々と進められていきました。昨年末には、三軒茶屋キャンパスで開催するはじめての学会大会(体力・栄養・免疫学会第31回大会)が開催され、本学会大会はそれに次ぐ2つ目の学会となりました。実行委員会は3つの学部教員の合同編成ですが、本学会理事および各委員会と三軒茶屋キャンパス事務局スタッフの皆さんにも全面的な協力をいただき運営をしてまいります。不慣れですし、手探りでの開催でもありますが、2日間の学会期間中、参加者の皆さんが、企画シンポジウムや一般発表でのスポーツ社会学的な「問い」を共有し、それぞれの研究の未来を展望できる場となるようサポートができればと思っております。

日本スポーツ社会学会第33回大会
実行委員会委員長 水上博司(日本大学文理学部)
会場責任者 加藤幸真(日本大学スポーツ科学部)