国際交流委員会企画シンポジウム
3月16日(日) 14:10-15:40 5202教室

International Review for the Sociology of Sport にみるスポーツ社会学の研究動向(仮)

 2023年度~2024年度の本学会においては、2025年7月に韓国・ソウル国立大学で開催されるWorld Congress of Sociology of Sportに向け、「国際化」を学会全体の活動における重点的な課題のひとつとして位置づけ、さまざまな取り組みを行ってきた。韓国スポーツ社会学会との友好覚書に基づいて2024年8月にソウル市立大学で行われた日韓学術交流大会、台湾スポーツ社会学会が主催する形で2024年10月に台湾の国立体育大学で開催された東アジアスポーツ社会学フォーラムを通じた交流などはその成果であるともいえる。一方で、この間、国際スポーツ社会学会(International Sociology of Sport Association : ISSA)の年次大会であるWorld Congress of Sociology of Sportに参加する本学会員の数は例年それほど多くなく、ISSAの機関誌であるInternational Review for the Sociology of Sport(IRSS)への投稿もあまり見られない。さらに、これらのこととも関連するが、以前と比べるとISSAの中心メンバーとの人的交流なども少なくなっており、学会としてスポーツ社会学をめぐる国際的な研究動向が体系的にフォローできているとは言い難い。

 そこで今回の国際交流委員会企画シンポジウムでは、現在IRSSの編集長を務められているブレント・マクドナルド(Brent McDonald)氏を招聘し、IRSSから窺えるスポーツ社会学をめぐる国際的な研究動向について紹介いただく。その上で、シンポジウムの後半では「ワークショップ」の形態をとり、IRSSをはじめとした国際誌に投稿する上での留意点や、本学会に所属する研究者に期待されていることなどについて、ひろく意見交換する場としたい。

基調講演:

ブレント・マクドナルド(ビクトリア大学(オーストラリア)/ Editor-in-chief, IRSS)

コーディネーター・通訳:

金子 史弥(立命館大学)
小林 広治(小樽商科大学)