【PDF閲覧】日本スポーツ社会学会第31回大会(第3報)

日本スポーツ社会学会第31 回大会 大会案内(第3報)

1.開催期間:2022 年3月19 日(土)・20 日(日)
2.開催形式:オンライン形式(オンデマンドとライブ配信の併用)
                     大会ホームページ https://spsociology.org/
3.主 催:日本スポーツ社会学会 https://www.jsss.jp/
4.日 程:詳細は「大会プログラム」をご参照ください。
※総会は会員向けのライブ開催としますが、投票については大会ホームページで行います。また録画をしてオンデマンドでの視聴もできるよう準備します。詳しくは学会事務局より御案内頂きます。
※「一般発表(オンデマンド)」は便宜的に時間を設定していますが、視聴期間内であればいつでもご視聴頂けます。それ以外の企画は「理事会」を除きライブ配信となります(後段「9」を参照)。
※オンライン開催となりましたので、オンラインでの「懇親会」を実施いたします。ふるってご参加ください。
5.今後の主なスケジュール
<事 項>           < 締切日>
一般研究発表申込         2021 年12 月24 日(金)(終了)
資料提出期限           2022 年3 月11 日(金)正午(昼12 時)
オンデマンド視聴&質問提出期間  2022 年3 月14 日(月)~3 月28 日(月)
質疑応答の公開期間        2022 年4 月7日(木)~4 月21 日(木)
総会録画の配信期間        2022 年3 月20 日(日)~3 月26 日(土)
総会の投票受付期間        2022 年3 月19 日(土)~3 月26 日(土)
6.大会参加申し込み
大会ホームページ(https://spsociology.org/)の「参加申込」ページから、その指示に従って必要事項を記入の上、送信してください。参加申込みと同時に、下記の大会参加費を大会実行委員会口座までご送金ください。専用の振込用紙は郵送致しませんのでご了承ください。なお学会の年会費の納入状況、送金先等に関する情報は学会事務局(jsssjimukyoku@gmail.com)にご照会下さい。
参加費の領収書については大会終了後に一斉送付させて頂きますが、個別にも対応致しますので実行委員会(jsss31th@gmail.com)まで直接ご相談くだ早期割引あり(終了)割引あり(終了) 通常(早期割引なし)
正会員  参加費   4000 円
学生会員 参加費   1000 円
非会員・一般参加費  4000 円
非会員・学生参加費  1000 円
【大会参加費振込先】 振替口座 00970-9-334985
(他行からの振込の場合は「ゆうちょ銀行、〇九九店、当座、0334985」)
・口座名称:「日本スポーツ社会学会大会実行委員会」
口座名称のカタカナ表記について、文字数の制限で「ニホンスポーツシャカイガッカイタイカイジッコウイインカ」になっています。
7. プログラムおよび『抄録集』について
主なプログラムとその詳細については大会ホームページで随時更新しておりますので、そちらで御確認ください。『抄録集』は完成次第、ホームページ上でパスワード付きのPDF として公開いたします。参加者の皆様には、後ほどe-mail にてパスワードを配信します。今大会では、印刷物による配布は致しませんので、予めご了承ください。
8. 一般研究発表および視聴・質問方法について
発表予定者の皆様には、e-mail にて発表資料提出を依頼いたしました(2月24 日(木)発信済み)。視聴者の皆様は、オンデマンド視聴&質問提出期間に大会ホームページ上で発表をご視聴ください。オンデマンド視聴に必要なパスワードを、後ほどe-mail にてお知らせ致します。
9.ライブ配信に向けた準備のお願い
本大会では「一般研究発表」以外の企画は、全てZoom を用いたライブ配信を行います。ご利用の端末に事前に Zoom をインストールされることを推奨いたします。Zoom アカウントの作成は不要です(インストールは https://zoom.us/download から)。
ライブ配信に関する情報(ミーティングID 等)については、「総会」に関しては学会事務局を通じて、それ以外の企画については『抄録集』を通じて、それぞれお知らせいたします。
10.学会大会実行委員会について
実行委員長/ 高尾 将幸(東海大学体育学部)
実行委員/ 秋吉 遼子(東海大学体育学部)
実行委員/ 大津 克哉(東海大学体育学部)
実行委員/ 吉原 さちえ(東海大学体育学部)
実行委員/ 小澤 考人(東海大学観光学部)
実行委員/ 植田 俊(東海大学国際文化学部)
【大会に関する問い合わせ】
東海大学 高尾 将幸
〒259-1292 神奈川県平塚市北金目4-1-1
東海大学体育学部
TEL: 0463-58-1211(代表)
Email: jsss31th@gmail.com
(電話ではなく、メールでの問い合わせをお願いします。その際には件名に【スポーツ社会学会第31回大会】とご記載ください)
以上

◆学会大会における各種委員会企画(全てライブ配信)のご案内
1)研究委員会
【研究委員会企画】
「オリンピック・パラリンピックをめぐる「理念」と「現実」の間で」
日 時:2022 年 3 月 20 日(日)13:30~16:00
東京2020 オリンピック・パラリンピック(以下、「東京2020 大会」)は新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて、近代オリンピック史上初となる1 年の延期を経て開催された。大会後に実施された各種世論調査では東京2020 大会を開催したことに対して肯定的に評価する人が多数派を占めたものの、大会の延期は結果的にオリンピック・パラリンピックのあり方を問い直す機会となった。すなわち、メディアなどを通じて国際オリンピック委員会(IOC)や東京2020 大会組織委員会の体質、放映権ビジネスに代表される商業(主義)化された大会運営、オリンピックと政治との関係性などに対する批判が広く展開され、一部の専門家だけでなく多くの人々を巻き込む形でオリンピック・パラリンピックをめぐる諸問題が議論されることとなった。こうして多くの問題を抱え、批判にさらされながらも、オリンピック・パラリンピックはなぜここまで生きながらえてきたのだろうか。それは、オリンピック・パラリンピックが様々な「理念」を掲げて開催される希有なスポーツイベントだからであろう。たとえばIOCはオリンピック憲章の中で、オリンピズムの目的を「人間の尊厳の保持に重きを置く平和な社会の推進」と定めるとともに、IOC の使命と役割のひとつとして「オリンピック・ムーブメントに影響を及ぼす、いかなる形態の差別にも反対し、行動する」ことを謳っている。同様に、国際パラリンピック委員会(IPC)は、「パラスポーツを通じたインクルーシブな社会創出」を組織の活動を支えるビジョンとして打ち出している。さらに、今回の東京2020 大会が、大会の基本コンセプトのひとつとして、「多様性と調和」を掲げていたことは記憶に新しい。
一方で、組織委会長だった森喜朗氏による「女性蔑視」発言の例を待たず、オリンピック・パラリンピックの「現実」はそれらが追い求める「理念」とはほど遠いとの指摘もある。実際、東京2020 大会でもSNS 上でのアスリートに対する誹謗中傷がかつてないほど巻き起こり、トランスジェンダーのアスリートの出場に対して否定的な意見もみられた。また、義足のアスリート、マルクス・レーム選手が望んでいたオリンピック出場は叶わなかった。そもそも、オリンピック・パラリンピックから「排除」されている人々も存在するし、スポーツ界の「外」に目を向けても多様性を尊重する社会や共生社会が実現されているとは到底言い難い。とはいえ、東京2020 大会をめぐっては、組織委員会主導のもと、「ダイバーシティ&インクルージョン」を実現することを目指した様々な活動(「アクション」)が展開されたのも事実である。また、パラリンピックは試合中継時間の長さもさることながら、関連番組や特集記事など各メディアにおいて数多く取り上げられた。加えて、日本全国では、「ホストタウン」や「共生社会ホストタウン」となった自治体において、異文化理解や「心のバリアフリー」を目指す取り組みが進められた。
こうした活動や報道、取り組みを支えた人々は、オリンピック・パラリンピックが追求する「理念」と突きつけられる「現実」の間で、どのように東京2020 大会と向きあってきたのだろうか。本シンポジウムでは、そうした方々にその「経験」や「葛藤」を共有していただきながら、イデオロギー批判に留まらない、オリンピック・パラリンピックのスポーツ社会学的研究の方向性を模索してみたい。
シンポジストおよび演題:
野口 亜弥(プライドハウス東京理事/アスリート発信チームリーダー)
「東京2020 大会が日本のLGBTQ+ムーブメントに及ぼした影響
-プライドハウス東京コンソーシアムを事例に-」
山田 潔 (日本放送協会放送文化研究所研究主幹)
「東京2020 パラリンピックを経て見えてくるもの~放送メディアの視点から~」
髙木 知幸(平塚市企画政策部オリンピック・パラリンピック推進課主査)
「市民と共に育んだリトアニアとの友好の絆」
指定討論者:
西山 哲郎(関西大学)
司 会:高峰 修(明治大学)

【学生企画シンポジウム】
「コロナ禍(新型コロナウイルス感染拡大下)における社会調査」
日 時: 2022 年3 月19 日(土) 10:30~11:40
従来、社会学の手法は量的手法と質的手法に大別されてきた。本シンポジウムでは、それぞれの手法を用いて成果を上げている研究者を招き、コロナ禍において社会調査にどのような問題が生じたのかを振り返りつつ議論する。
今回のテーマは、質的手法を用いている世話人の間で、コロナ禍において「調査地に赴く困難をどう考えるのか」という問題意識が共有されたことから生じた。人との物理的接触が制限される状況において、修士論文や博士論文をいかに書くか、壁に突き当たっていた学生会員も多いのではないか。一方で、『スポーツ社会学研究』第29 巻第1 号の特集で「社会調査のトライアンギュレーション」が取り上げられたことなどからも、量・質双方を踏まえた議論をする必要があると考えられた。そこで、量的手法においてもコロナ禍の影響がどのように出ているのか(あるいは出ていないのか)を把握したい。また、上記学会誌の特集においては、秋吉(2021)のレビューで近年の研究手法の偏りが指摘されている。これを踏まえ、コロナ禍の社会調査を振り返ることを通して、今後のスポーツ社会学における手法及び方法論をどのように考える必要があるのか、若手研究者が議論する機会を提供したい。付け加えておくと、便宜的に量・質という区分をしたが、文献調査やメディア分析がスポーツ社会学において成果を上げてきたこともまた事実だろう。登壇者・世話人も含めた参加者が、それぞれの採用する手法と他の手法の方法論的な違いや関係性への認識を深め、それらをどう接続していけるのかを発展的に議論する機会となれば幸いである。
司 会:学生フォーラム世話人
菅原 大志(東北大学大学院)
小石川 聖(早稲田大学大学院)
宮澤 優士(筑波大学大学院)
話題提供者:
村田 周祐(鳥取大学)
大勝 志津穂(愛知東邦大学)

2)大会実行委員会
【大会実行委員会企画】
「パラリンピックを学際的に紐解く」(公開企画)
日 時:2022 年3 月19 日(土)15:20〜16:50
2021 年8 月24 日から9 月5 日まで、東京2020 パラリンピック競技大会(以下、東京2020)が開催された。原則無観客であったものの、NHK は過去最長時間の放送を行い、民放各社についても生中継を実施し、関連番組を多く制作する等をしたことから、パラリンピアンたちのパフォーマンスに魅了された人も少なくないのではないか。メダル獲得数が過去2 番目に多いことも踏まえると、今後は競技力向上もさることながら、わが国でパラリンピックを含めた障がい者スポーツ全般に興味・関心を持つ人が増え、「みる」や「支える」といった形での普及も期待される。そしてそのことが共生社会の実現に何らかの形で繋がるためには、何が求められるのかという議論に真剣に取り組むフェーズに、私たちは差し掛かっているように思われる。
そこで、東京 2020 の女子マラソン(T12 クラス)で金メダルを獲得した道下美里選手をサポートした志田淳氏と青山由佳氏に、東京2020 から垣間見えたパラリンピックの現状と課題、ならびにその魅力を語ってもらう。また、田中彰吾氏には、現象学的身体論の立場から、パラリンピック並びに障がい者スポーツがひらく、学問的な論点を解説していただき、トークセッションを通してパラリンピックを学際的に紐解いていくことを目指す。加えて、大学による社会貢献/地域貢献という実践的観点からも、障がい者スポーツの課題と可能性について問題提起していく予定である。
なお、本企画は公開企画とする予定である。スポーツ関係者のみならず、一般の方々にも公開することで、多様なまなざしを含めることができる。また、パラリンピックに関する議論を一過性で終わらせず、持続的な議論の発展に寄与する企画としたい。
登壇者:志田 淳(NEC)
青山 由佳(相模原市役所)
田中 彰吾(東海大学)
司 会:内田 匡輔(東海大学)
秋吉 遼子(東海大学)
以上